今年はベランダ菜園で野菜が毎日とれるニャ。
わたしもプランターで育ててるけど、ぜんぜん実がならないよー💧
最初は同じく実が成らなかったニャ。
何年も育ててみてだんだんコツがつかめてきたニャ。
どうやったら上手く実がたくさん成るか教えて!
もともと植物や花に興味がありました。
単純に「どうせ育てるなら食費の足しにできる野菜がよくない?」となったのもあります(笑)が、わたしがベランダ(プランター)菜園をおこなう1番の理由はいざという時のために自給自足できるようにしたいから。
すごく大げさな話ですが、今後戦争などで食糧が不足したときでも自分で育てることができれば少しでも困らなくて済むのではないかと思いずっと前にベランダ(プランター)菜園に興味を持ちました。
実際、気候による野菜価格の高騰や2020年ごろの外出自粛中にはベランダで採れた野菜に助けられました。
食費も浮くしニャ!
上手に育てることができたら家計も助かるね。
わたしはベランダ菜園歴10年以上です。でも最初は毎年失敗しかしていませんでした。
そんな中、去年、一昨年くらいから、例えばキュウリ1株で30~40個の実がなるようになりました。
園芸の本には「目標 1株から30~40個」などと書いてありましたが、最初は5個いや1個も実が成らなかったです😅
この記事によって少しでも多くの実を実らせることができるようになったり、ベランダ(プランター)菜園に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
- これからベランダ(プランター)菜園を始めてみたい方
- ベランダ(プランター)菜園でなかなか実が成らない方
植物が育つために必要なもの
植物が育つ大前提として、光・水・風 そして野菜がたくさん実をつけるには肥料が必要です。
それでは1つ1つ確認していきましょう。
ベランダ環境を確認しよう
ちなみにわが家のベランダの条件はこんな感じです。
- 福岡市内(そこそこ都会でそこそこ田舎)
- マンションで2階以上(受粉を手伝ってくれる虫はほぼ来ない)
- ベランダは南向きで日中の日当たり良し
光はどれくらい当たるか
まずは植物に必要な日光がどれくらい当たるかが大切になります。
現在のわが家のベランダは南向きです。
植物は午前中に光合成を活発に行うため、ベランダ野菜を育てる環境としては南向きや東向きがベターです。
北側にベランダがあるマンションで野菜を育てたことがあります。葉っぱの色も悪く、その頃は始めたばかりということもあるかもしれませんが全く上手くいかなかったです。
風通しのいい場所で育てよう
日当たりだけ良くても風通しが悪いと病気になったりして丈夫には育ちません。
そよそよと適度に風の当たる場所が植物が育つのには最適です。
真夏の水やりは朝夕たっぷりと
そして今年のベランダ菜園が大収穫となったのは2023年7月に購入したソーラー自動水やり器の導入したからです。
これにより朝と夕方2回たっぷり水やりできたのが大きかったと思います。
ベランダ菜園で育てる野菜を選ぼう
以下はわたしがこれまで育てたことのある主な野菜たちです。
環境が違うと思いますが育ててみて気づいたことなどを書いています。
ミニトマト
家庭菜園といえばミニトマトを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ミニトマトは虫もつきにくく手がかからずトマト用の土も販売されていて育てやすいです。
大きいトマトは難しいのでベランダ菜園ならミニトマトがおススメです。
写真は「キャロルパッション」という品種で少し大きめのミニトマトです。
ポイント:花が咲いたら揺らして受粉する。
キュウリ
ベランダ菜園始めたばかりの頃は実がつきませんでした。受粉もいちいちしていましたが受粉は必要ありません。
写真の左2本は「フリーダム」という品種で右端は「夏すずみ」という品種です。
「夏すずみ」は植え付け早々にアブラムシに襲撃されたせいか生育が遅く実が曲がりがちでした。
ポイント:初期のころのアブラムシ、うどんこ病に気をつける。夏場の水やり。水が大好きなので水切れに注意。
相性よかった品種:フリーダム
ピーマン
虫もつきにくくおススメです。ピーマンは晩夏~秋にかけて実がついていたのですが、今年は夏からずっと実がたくさん成っています。
ポイント:苗を植え付ける時期がよかった。いつもは苗を購入して1週間~10日以内には植え付けていましたが今年は天候が悪くて2週間以上経って植えました。苗が大きくなって植え付けたのがよかったのかも。花が咲いたらマメに受粉してあげる。
写真は2023年のこどもピーマン。写真のように窓より高く成長しました。とくに整枝せず。
相性よかった品種:こどもピーマン
ナス
ナスはベランダ菜園を始めてしばらく実がつかなく「難しい~😥」と思っていました。
でも今年はいっぺんに10個ちかく結実しています。
ポイント:いい苗を選ぶ。キュウリと同じで植え付け直後のアブラムシとうどんこ病に気をつける。肥料と水切れしないように気をつける。肥料と水が大好き。花が咲いたら受粉する。
相性よかった品種:肥後赤なす
ころたん(ミニトマト)
メロンというと難しそうに思われるけど、この「ころたん」という品種のミニメロンはベランダ菜園でもちゃんと手のひらサイズのマスクメロンが成ります。
わが家は初夏に1つ、秋に1つ計2つの実をつけるのが精いっぱいでしたが今年は秋に同時に2~3個実が大きくなってます。
支柱にこだわらず伸び放題にしたのがよかったのかも(笑)園芸店の方も土をたくさん使えば一度に4個くらい実がつくと言われてました。
写真は網模様がつく前の頃です。
ポイント:ころたんは乾燥気味に育てます。雌花は孫づるによくつくらしいので主枝の先端は葉が7~8枚になったら切り孫づるを伸ばす。ミツバチなどが来ない場合は受粉は必ず必要。
ゴーヤ
葉っぱの形が涼しげで緑のカーテンにピッタリだと思い育て始めたゴーヤですが、わが家というかわたしには合いませんでした。
なかなか雌花がつかず受粉しても実がならない。
よく実がなるという普通の苗の数倍の高いお値段の苗も買って育ててみたのですがタマゴ大の実が数個なったきりでした。
また「ゴーヤ=沖縄=暑いところ大丈夫」みたいなイメージでしたが猛暑には耐えれなかったみたいで…。
ずっとわが家のベランダ菜園のスタメンでしたが一昨年くらいから諦めてスタメン外しました。
写真は2021年のもの。500円くらいする高い苗でしたが実が小さいし下のキュウリの葉と比べても枯れかけてます。
トウガラシ
とにかくよく育ちます。害虫もほとんどつかないです。
花が咲いて実がなり始めるのが少し遅いですが心配いりません。
逆にトウガラシがたくさん獲れすぎて困るくらいでした。
初心者は育てるときココに注意
わたしは特に何も調べずにベランダ菜園を始めました。
だから最初の2~3年は全く実がなりませんでした。
今だから言えますが、知っているのと知らないのでは大きな差がつきます。
いい苗を選ぶこと
まず苗を購入するときは十分苗を観察して丈夫な苗を買いましょう。
・葉の色が濃くて厚みがあり、葉と葉の間(節間)が短く、下葉が枯れていないもの。
・病気や害虫の被害がないもの。
必ずプランターに植え替える
えっ⁈そんなの当たり前でしょ⁈と思われると思いますが、わたしが一番最初にベランダ菜園を始めたとき、何も知らずお店で苗を買ってきてそのまま黒いポットで育てていました😓
土は多い方がよく育ち実がたくさん成ります。間違っても買ったときの黒いポットのまま育てないようにしましょう。
南向きのベランダで日当たりはよく、花までは咲くのですが黒いポットのままでは土が少なく当然ながら実はつきませんでした。
また、植物によって根の張り方が違いますので特徴にあったプランターに植えましょう。
植物の特徴を考えてプランターを選ぼう
以下は根の張り方とわが家で使っているプランターです。
【根の張り方】
【キュウリ】広く浅く根を張る。
【ナス】肥料を吸収する吸肥根は浅く表面に水を吸収する吸水根は深く張る。
【ミニトマト】根が深く張る。
【ピーマン】根の張り方はやや深い方。
【ころたん(ミニメロン)】根は浅く張る。
【使用しているプランター】
【キュウリ】ヨコ約50センチ×タテ約34センチ×深さ約26センチの長方形プランター
【ナス】ベジタブルポット(丸・深型)12号
【ミニトマト】ベジタブルポット(丸・深型)10号
【ピーマン】ベジタブルポット(丸)10号
【ころたん(ミニメロン)】ベジタブルポット(丸・深型)12号(ナスと同じ)
園芸ネットや支柱も揃えておこう
ナスやピーマンは最終的にはやや太めの支柱を3本使い仕立てます。(長さ150㎝×太さ2㎝くらいのもの)100均などで購入できます。
肥料は必須
夏野菜は肥料食い(肥料が大好き)です。肥料が切れると実がつかなくなります。
そして途中で肥料を施す追肥が必要なことも知りませんでした。何それ?って感じで言葉の意味から1つ1つ調べました。
肥料は固形肥料と液体肥料などありますが、わたしは液体肥料はずっと「ハイポネックス原液」を使っています。
週1回~2週間に1回、キャップ1杯の原液をジョウロに入れて水をやっています。
重いのでネットで買う方が運ぶ手間がなく便利です。
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固形肥料は毎年同じものではなく必要なときにネットで探して野菜用のものを使っています。
害虫から野菜を守る薬剤も必要
特にプランターに植え替えたばかりの若い苗は害虫にとっても美味しいらしく(笑)アブラムシなどがすぐつきます。
うどんこ病にもかかりやすいのでこまめに観察して早めに薬剤を散布します。
参考図書など
ベランダ菜園に興味はあったものの最初は全然うまくいかなかったので勉強のためにNHKの「趣味の園芸 やさいの時間」をほぼ毎週日曜日見ていました。
TVだけでなく雑誌も購入して読んでいました。とても勉強になりました。
まとめ
ベランダ菜園は毎年おこなっていますが、今年は今までで一番豊作でした。
試行錯誤しながら育ててきたおかげかと思っています。自分でもだいぶコツをつかめてきたなと思います。
ただ、2023年は猛暑で雨・台風が少なかったことも大きかったかもしれません。
コツをつかんでも天候ばかりはどうにもなりませんが、今後も温暖化で猛暑の期間は長くなると予想されます。
適切に野菜たちを配置して水・肥料切れをおこさないように気をつけてあげればたくさんの実をみのらせてくれると思います。
これからベランダ菜園を始めようとする方のお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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